GPIF改革を前に思うこと

新進気鋭のコラムニストありまとうじです。

今回はGPIF改革を前に思うことについて書こうと思う。

株式の運用比率引き上げが話題となることが多いこの話題…しかし、ここのガバナンスの改革と一緒に確定拠出年金の改革をやってもらいたいと思います。

何が問題かというと、商品が限定されていること、受け渡し主義のふたつです。

まずは商品が限定されていることについて。
個人型では選んだ金融機関、会社員は企業ごとの運営管理機関の選んだ商品しか買えないということ。これが問題。少なくとも自分の買いたい投信は買えてません。自分の加入してるとこでは、米国株のインデックスファンドがゼロなんですよね。

ふたつめの受け渡し主義について。
これは保守的な運営が関係してると思うんだけど、今日、株価が下がってるから株の投信を買おうと思っても、今日は買えないの。既に持ってる商品を解約してから。MMFですら、今日解約して明日お金が受け渡される、買いたい商品の申し込みはその着金を待ってからという状態。

これって運営を国がやってくれたら解決するんじゃないかと思う。

監査を受けてる商品のみを採用する事で詐欺まがいの商品の入り込む余地を抑える。特段商品の選定しないことで、コスト削減にもつながるだろう。

受け渡し主義については一定のルールを定めて約定主義に転換させる。それでも発生した費用(買い付け金額不足)は国が投信に対して保証する。

確定拠出年金の掛け金引き上げもさることながら、現在の運営体制に切り込んだ改革を進めてもらいたい。